これはゲーム中毒を脱した私の不登校時の生活を書いた記事だ。
当時の私の情報
- 不登校の中学生
- ゲーム中毒離脱
- 卓球にハマる
- スマホやゲーム機を未所持
家で何をしていたのか?
私は家で過ごす毎日を送っていた。当時の私は、外出することもなく、ただ家で色々なことを試しては辞めてを繰り返していた。
最初に挑戦したのは言語の習得だ。だが、どれも楽しいと思えず、すぐに辞めてしまった。
次に手芸とイラストを試してみた。手芸は一つの作品を完成させたところで止まってしまったが、イラストは案外楽しく、定期的に描くようになった。当時は端末機器を持っていなかったのでアナログで描いていたが、今ではデジタルイラストも楽しんでいる。
そして、歌だ。声変わりをきっかけに自分の声に興味を持ち始めた。低くなった自分の声をうまく使って歌いたいと思ったのと、聴きたい曲を再生する手段がなかったので、自分で歌ってみようという単純な理由からだ。
結果として、この歌が私にとって一番続いている趣味になった。6年間、毎日独学でボイストレーニングをしている。続けてわかったのは、残念ながら私には歌うセンスがないということ(笑)。
さて、ここで気になる人もいるだろう。「勉強は?」と。
正直に言うと、私は勉強から完全に逃げていた。ただ嫌なことを避けていたのだ。まさにイヤイヤ期と言えるだろう。
不登校の中で見つけた学び
こうして、私は一人で家での時間を過ごしていたが、16時になると待ちに待った卓球クラブの練習が始まる。レッスン料金は親が惜しみなく出してくれ、本当に感謝している。卓球の練習は1日の中で一番楽しく、私が生き生きとしていた時間だった。
だが、少し苦労したこともある。
コミュニケーションの壁
ひとつは、コミュニケーションだ。一年以上、家族以外と会話したことがなかったため、言葉がなかなか出てこず、伝えたいことがうまく伝えられなかった。人と接するのは本当に大事だと痛感した。
完璧主義の恐ろしさ
もうひとつは、不登校であることを隠すことだ。クラブのコーチに学校のことを聞かれても、私は答えられず、嘘をつくしかなかった。あたかも学校に行っているように装っていたのだ。
また、同級生の友達もできたが、学校の出来事を共有することができなかった。特にテストの点数を聞かれると、とても辛かった。
「テストの点数は秘密!!」
そう言ってごまかしていたが、内心は胸が締め付けられるような思いだった。
後悔と成長
今になって思う。完璧主義という無駄なプライドを捨てて、不登校だと正直に言えばどれだけ楽だったか。私は本当にしんどい生き方をしていたのだ。
今では、私は完璧主義をだいぶ緩和することができた。もし完璧主義で悩んでいる方がいたら、ぜひこの記事を読んでみて欲しい。私の経験が少しでも参考になれば嬉しい。
著:yu-jin