頑張りすぎてしまう完璧主義と天然の向き合い方
今の私は、昔の私よりも好きだ。もちろん、治したいと思う部分もある。だが、今のほうが生きやすい。
なぜなら、完璧主義と天然をうまく対処する方法を見つけたからだ。この記事では、それを共有する。
完璧主義を少しずつ緩和する方法
まず、私は完璧主義を少しでも緩和しようと頑張った。それに加え、定時制高校という普通の高校とは違った環境をうまく活用した。
完璧主義の緩和①|プリントの直入れ
例えば、プリントをファイルにしまわずにカバンに直接入れることだ。当然、しわくちゃになってしまう。これは完璧主義である私には許されざる行為だ。
大抵の人が、この行為をしているクラスメイトを一度は見たことがあるだろう。小学や中学でも私はこれをしている人を見たことがある。正直、軽蔑の目で見ていた。
私は手始めに、プリントを直接カバンに入れてみた。こんなことをしていいのだろうかと周囲の目を気にしながら突っ込んだ。意外にも悪くない気分だった。それと同時に、肩の荷が少し降りた気もした。
このように、段階を踏んで完璧主義を崩していこうという魂胆だ。
完璧主義の緩和②|遅刻やサボり
次に、私は時々サボったり、遅刻をしたりしてみた。これらは私にとって考えられないレベルの悪いことだ。
初めてそれをした時、すごく葛藤した。本当にこんなことしてもいいのか?と。定時制高校はあまり厳しくないので、遅刻や欠席でとやかく言われることはほぼない。だからこそ、これをなんとか実行できたのだと思う。
ズル休みをした時は、私が好きなカラオケに行ったりした。もうこんな私は完璧とはほど遠い。
こうやって少しずつ、完璧主義を緩和させることができるようになったのだ。もちろん、頑張ることは好きなので、そのへんはメリハリを付けている。
天然キャラを利用する
そして、圧倒的に完璧主義を抑えてくれたものがある。それは、周囲から天然キャラとして認知されることだ。
これまで私は、頑張って結果を出す、褒められる、期待される、頑張って結果を出す…の繰り返しをしていた。その循環で生じるストレスが蓄積していた。
ところが、天然キャラと認知されてからは「完璧にしなければいけない」というプレッシャーが消えたのだ。このおかげで、ストレスを生み出す循環から抜け出すことができた。
もしミスっても、「こいつ、天然やからなー」なんて一言で済まされる。
このプレッシャーがない状態で何かをするというのも案外うまくいったりして、気が楽だった。
もっと周知してほしいと思い、時にはわざと天然をしてみたりもした。あえて何もないところで躓いてみたり。そんなことをした直後に、意図せず普通に躓いたときがあって、とても恥ずかしかった(笑)。
どうやら、わざとしなくても私は勝手にやらかしてくれるらしい。
こんな具合に、私は完璧主義を天然でうまく抑えることができたのだ。
完璧でなくても大丈夫
頑張ることは素晴らしいが、完璧を追い求めすぎて疲れ果て、結局諦めてしまうのなら本末転倒だ。人は完璧じゃなくても大丈夫。それよりも、自分が楽しく、無理なく生きられる方法を見つけていくことが大切だと、私は気づいた。
著:yu-jin