私は中学時代、不登校でした。
この記事では、私が不登校になるまでの成り行きをまとめています。
不登校になった原因は?
どうして不登校になったのか?
それには二つの要因がある。
- 完璧主義なこと
- 天然なこと
私はこのような人間だった。だけど、完璧主義と天然は見事に反発し合うんですよね。
何でも完璧でありたいのに、天然なことをしてうまくいかない。
こんな日々でストレスが溜まり続けていた。さらに、私のストレスは環境からくるものもあった。
環境の影響
中学校では、小学生の頃と違い競争が顕著に現れるようになったのだ。
テストの順位や成績表、部活でのレギュラー争い。どれも私にとって大きなプレッシャーだった。
息抜きや力を抜くことが下手な私にとって、これらの競争は多大な精神ダメージを与えていた。
こんな生活を1年生の1、2学期はなんとか耐え抜くことができた。だが、3学期で耐えることができずに不登校になってしまったのだ。
不登校になったきっかけ
不登校になったタイミングには大きなきっかけがある。
インフルエンザにかかってしまったことだ。
私はインフルエンザにかかって1週間ほど学校を休むことになった。
その、およそ1週間が私を変えた。
休んでいる間に提出すべき授業プリントが溜まっていき、学習も追いつかない。塾の内容も進んでいく。
私が完璧であるには登校しなければならないのだが、それができない。
私は心が折れてしまった。
まるで現実逃避をするかのように、この1週間ゲームをしていた。
「インフルエンザ中も勉強すればいいじゃないか?」
そのとおりだ。楽な方に逃げたのだ。その頃の私はいつストレスが爆発してもおかしくない状態だった。だから、不登校になるのも時間の問題だったと思う。
朝から学校と部活。夜は塾。帰宅後は課題をこなす。そんな日々の繰り返しだ。
何事も全力で取り組むものの、完璧にできない。部活や勉強でライバル視している人に勝てない。息を抜くことができない。
それで不登校に至ってしまった。
生活の一変
私はインフルエンザが治っても、学校に復帰することはなかった。
ましてや、ゲーム漬けの日々が続いた。
完全に学校を遮断してしまったのだ。
こんなに勉強に遅れた自分が学校に行くことは許されないと感じていた。
完璧になれない自分を受け入れられず、私はもう諦めてしまったのだ。
定時制高校への道
私は三年生になっても登校することはなかった。
進路が近づいてきた時、私は気づいた。こんな自分でも果たして進学できるのだろうかと。
ところが私でも行ける高校が一つだけあるというのだ。それが定時制高校だった。
著:yu-jin